子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会を

神奈川子ども未来ファンド

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2016年 助成事業報告

一般助成

おっちー塾

不登校など地域で孤立しがちな子どもたちへのマンツーマンの学習指導など

事業名
地域で支える困っている子ども支援事業
助成金額
160,000円
助成報告概要
不登校児童・生徒及び発達障がい等で学習に遅れがあり困っている子ども、又、来日後間もなく日本語が解らず困っている子どもたちへの「学習支援」を実施。又、「人間関係育成の支援」の為に様々なイベント開催をした。成果としては、自己肯定感の低い子ども達に“自信”と“自己肯定感”を抱かせることが出来、多くの“笑顔”を得た。更に、不登校の子どもの保護者の方々に悩み・辛さを話せる場(「親の会」)を提供し、地域から孤立しがちな保護者に安心感・満足感を与えることが出来た。
助成を受けて
おっちー塾では、学習支援の他に様々なイベントも重要な事業活動となっております。それは生徒同士、生徒とスタッフが通常の学習活動以外の面(人間性・個性)を見ることが出来、人間関係を深めることが出来るからです。
貴ファンドからの助成を受けたことにより、より充実したイベント、そしてより多くのイベントをおこなうことが出来ましたこと、大変ありがたいことで感謝しております。

キララの教室

仲間づくりを大切にした居場所と学習サポート

事業名
外国につながる児童・生徒への学習支援事業
助成金額
80,000円
助成報告概要
中国・ベトナム・フィリピンなど20名の児童・生徒に週一回マンツーマンでの学習支援を行った。さらに仲間づくりが大切と考え、毎年恒例の10月のハロウィンパーティーに続き12月にクリスマスコンサートを企画した。300名集まる会場で演奏者「ルナ」のグループのメンバーとともに楽器の演奏や音読劇を子どもたちが行った。国を越え子どもたちの友情が深まるとともに、一人ひとりの大きな自信ともなっていった。
助成を受けて
ファンドの助成金には大きな制約がないので自主事業や新たな企画に対して柔軟に活用できることが大変ありがたい。
ファンドの活動を今年度は特にボランティアの方に知っていただくことを努力したこと、また大きなコンサートで地域の方に子どもファンドのことを知っていただく機会をもった。とても大切な活動であること。また私たちの活動以外に子どもの未来に向けて活動しているグループが数多くあることをファンドとの関わりで知ることができた。

一般社団法人ことぶき青少年広場

困難を抱える子ども・若者の居場所事業

事業名
ことぶき青少年広場(居場所事業)
助成金額
120,000円
助成報告概要
横浜市青少年の地域活動拠点事業から同寄り添い型生活支援事業への切り替えを迫られた際、公的な予算としては打ち切りになった「子ども若者誰でもが来られる居場所」を自主事業として続けていくための助成金申請でした。
毎週4回、0歳児から20代までのべ2730人が、思い思いのタイミングで、思い思いに過ごす場を、一年間を通して開き続けることが出来ました。
助成を受けて
助成したことによって何か「変化」が生まれれば、「効果」と言うことでわかりやすい。特に神奈川子ども未来ファンドさんのように、草の根の原資に拠って立っている組織として、その出資者に対しての説明責任を果たす上で重要でしょう。しかし、拡大、進化、成長、それらのものを当然の前提とせず、ただその場の(現在の)ありかたを尊重する、ということも大事なのではないでしょうか。変化せずに維持できたこと、も充分「成果」と言えると考えます。(民間の子ども若者に関わる活動というのは、安定して維持していく、と言う事がいかに難しいか。また、たとえ純粋に民間の力だけでなく行政の補助を受けていたとしても、政策の変遷により簡単に補助金の打ち切り等が行われ、長期間維持していくことの困難さはさほど変わらないかも知れません。)

特別非営利活動法人まんま

瀬谷区に隣接する大和市で0歳~2歳の親子の居場所を提供する事業

事業名
Babyサロンまんま@大和
助成金額
200,000円
助成報告概要
大和市大和駅前のレンタルスペースで、大和市の乳幼児連れの親子(主に0~2才児)を対象に子育てサロンを開催。飲食も可としお昼を食べながらスタッフや利用者同士の交流など、のんびり過ごせる場を提供。当法人のスタッフの他に以前からのサロンの利用者がボランティアスタッフとして参加。地域情報の発信など利用者には身近なサロンと感じてもらえた。また地域の助産師による専門相談や、ビル店舗の協力によるイベント開催など出来た事も成果となった。
助成を受けて
大和市の親子の声を聞くと、常設の居場所の必要性を更に感じました。継続出来なかったことは残念ですが、使いやすい親子のひろばがどの地域にも広がっていくことが大切だと考えます。

いじめ・児童虐待防止助成

特定非営利活動法人みゅーまる

保育園・幼稚園等で、動物を主人公にした音楽劇や触れ合いを提供する活動

事業名
みゅーまる活動(教育・子ども部門)
助成金額
200,000円
助成報告概要
動物を通して命の大切さ、尊さを伝えていき、一人でも多くの方に「友達、家族、動物等全ての命を大切にしたい」と感じて貰えるよう事業を実施した。歌や演劇等の分かりやすい方法をとり、子どもから大人まで対象を幅広くすることで、各々の問題として捉えて、共に考える機会とすることができた。子ども達からは動物だけではなく友達も大切にしていきたいという感想が聞かれているように、学校生活でも活かしていきたいという思いにつながっている。
助成を受けて
子どもを対象とした「命の大切さ」を伝える活動は継続して実施いている内容ではあったが、伝える側として、より意識を高く持ちながら行うことができた。
これまで以上に子どもに関わっている団体と協力する機会が増え、子ども達を取り巻く社会問題の解決のために、各々の団体が尽力している様子に刺激を受け、当団体としてできる事をより深く考える機会となった。
2016年度の活動から得た経験を活かし、今後も子ども達の健全な育成の一助となる活動を継続・発展させていきたい。