神奈川子ども未来ファンドは、日産自動車が実施する社会貢献プログラム「日産NPOラーニング奨学生制度」に協力し、学生の受け入れを行っています。2005年度インターン生、関幸恵さんには、ファンドの助成対象団体への定期訪問に同行してもらっています。これから、関さんによる助成対象団体をはじめとするNPOのレポートをご紹介していきます。
初回は2005年助成対象団体片倉うさぎ山公園遊び場管理運営委員会です。
ホームページをのぞかせてもらっただけでもわくわくすることばかりが載っていて、伺うのが楽しみでした。そして、実際見学して感動しました。
私にとって「公園」というと、ブランコや滑り台などの遊具が置いてあるこじんまりとした遊び場という印象が強いです。大きい公園であれば、だいたいグラウンドがあり、まわりに植物が植えられていたり小さな噴水があったりします。一見遊ぶには申し分の無いように思われますが、このうさぎ山に一度来てしまったら、物足りなさを痛感するでしょう。 まず、環境が大きく違います。うさぎ山は木々の中に遊び場があるので、まるで森の中にいるようです。木々が直射日光を防ぐので、夏でも比較的涼しい中で遊ぶことができます。子どもたちが使う遊具は手作りということで、素朴な温かみを感じることもできました。
一番印象的だったのは、私の住む地域ではよく聞かれる「〜しちゃだめでしょ」というような規制や制限をする声かけを、ここでは聞くことが無かったということです。そのような言葉が無いということは、自由に遊べる半面危険が伴います。見学させていただいた時も、子どもたちの受け入れをする前に安全点検をしていました。 そのような配慮に加えて、子どもの視点で遊びについて考えること。言い替えれば、子どもがどんなことに興味を持ち、どのように遊びを広げていくかといったことにアンテナを常に張って、子どもたちと遊ぶ。このことにより、子どもからはもちろん、お母さん方にも信頼される何よりもの理由なのだと思いました。プレイリーダーが信頼されているからこそ、自分の力で自由に遊ぶということをモットーに異年齢の子どもが一緒になって、のびのびと遊ぶことができるのでしょう。夢中になって遊んでいる子どもたちを見てうらやましいとも思いました。
それに加えてここには、公園デビューという言葉が無いくらいお母さん同士の雰囲気が良かったです。ある乳児の子どもを持つお母さんから「子どもがまだ歩けなくてもここに連れてくるだけでほかの子と遊べるし、外に出ない日と比べて子どもの睡眠時間が全然違う」という声も聞くことができ、お母さんたちにとっても参加しやすい場であるとともに、便利な場なのではないかと感じました。お母さん同士で情報交換でき、子育ての悩みを話すことができるところもこのプレイパークの魅力なんだと思いました。
しかしながら、運営していくことは苦労の連続であることも世話人の方のお話から見えました。課題はたくさんあると思うし、現実は厳しいとは思いますが、是非続けていってほしいと一市民として心から感じました。そして、このようなプレイパークが無い地域や都市に、広めていってほしいとも感じました。
◇今までのレポート 第1弾 うさぎ山プレイパークに行って 第2弾 鎌倉中央公園に行って 第3弾 ままとんきっずに行って 第4弾 たまりばフェスティバルに行って 第5弾 びーのびーの訪問レポート
ファンドをインターン先として希望したのは、短大で学んだ中で子育て支援に興味を持っていたので、そのような分野に深く携わっているファンドの活動に強く関心を持ち、現場の声を生で聞きたいと思ったからです。 微力ですが、精一杯活動していこうと思っていますので、よろしくお願いします。
関幸恵