親子のひろば「まんま」を訪れて 日産NPOラーニング第9期奨学生 桑名宏美
本年度助成団体のひとつである、親子のひろば「まんま」は、子育て支援の中でも、特に、子育て中のお母さんたちが、安心して子どもと一緒にいられる場所、何でも本音を言える場所、一緒に子育てを楽しめる場所を目指して、子育て中のお母さんたちの活動の中から生まれてきた親子の居場所です。当初、子育て支援というと、子どもに対する直接的な活動ばかり思い浮かべてきた部分があったため、今回、運営責任者である金子さんのお話を伺ったことで、いかに子育て中のお母さんをサポートすることが子どもたちの支援において重要になるのかということを知ることができ、現場の活動において本当に必要なものを読み取る見方を教えていただいたように思います。 「まんま」の活動を見て、大きな可能性であると感じたのは、「まんま」が、居場所でありながら、循環型を目指しているという点でした。「まんま」は「まんま」であること、あり続けることが目的ではありません。「まんま」は、「まんま」という場を媒体に人が集まり、そこでの出会いや、一緒に行う活動を通して、自分たちが、住んでいる地域において、「まんま」なしに、自らつながりを生み出し、抱える問題を解決していけるよう、そのきっかけとなる場づくりを目指しています。同じ人が長い間「まんま」にとどまるのではなく、「まんま」で自ら動き出す力を得たお母さんたちと交代でまた新しいお母さんが入り、力をつけていくことができるような仕組みづくり、人づくりのできる場としてあることを目指しています。人が力をつけて、自ら生きる環境を変えていくことができるきっかけとなる仕組みづくりこそ、これからの社会において、必要となってくるということをお話の中で強く感じました。 「まんま」のような活動を行っている団体がモデルとなり、多くの団体が協力し、同じように現場で必要とされる活動を積極的に生み出していくことができる人づくり、土壌づくりをしていくことができたら、社会はもっと生きやすく、優しい社会になっていくのではないかと思い、力強い活動に大きな可能性を見出しました。
◇今までのレポート 第1弾 うさぎ山プレイパークに行って 第2弾 鎌倉中央公園に行って 第3弾 ままとんきっずに行って 第4弾 たまりばフェスティバルに行って 第5弾 びーのびーの訪問レポート 第6弾 カラカサン訪問レポート
私は、NPO,NGOの活動に昔から興味を持っており、いろいろな団体のことを調べたり、活動に参加したりしてきました。いろいろな方からお話を伺う中で、皆さんが、必ず口にされることが、財政基盤の弱さと、NPO、NGOがそれぞれ単独で行動することによって、できることに限界ができてしまうという、ネットワークの弱さでした。その課題を解決し、より多くの方に活動していただくためには何ができるのか、実際に現場で活動させていただき、多くの方にお話を伺うことを通して学び、考えたいと思ったことから、今回の活動に応募させていただきました。できるだけ多くのことを学ぶことができるように、一つひとつのことにじっくりと向き合い、この活動を通して、自分の足元から行動に移していける基盤をつくりたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします。