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神奈川子ども未来ファンド

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子ども未来セミナー2020

「ウイズコロナと子どもの世界」 実施報告

コロナ禍の中、コロナいじめという言葉が生まれたり、ステイホームで虐待が増えたりするなど、子どもたちの心身は想像以上のストレスを抱えています。子どもたちのSOSに寄り添えるよう、今年度は「ウィズコロナと子どもの世界」をテーマに3回連続講座を実施しました。

地域で子どもを見守り、育てるために、子ども未来セミナーでは子どもたちのSOSを今後も発信し続けていきます。

かながわの子育ち・子育て応援プロジェクト
子ども未来セミナー2020「ウイズコロナと子どもの世界」

主催
認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド
共催
公益財団法人横浜YMCA
後援
横浜市
協賛
社会福祉法人神奈川県共同募金会
公益財団法人神奈川新聞厚生文化事業団
  • かながわボランタリー活動推進基金21協働事業負担金対象事業

■実施報告 以下概要

第1回「いじめ・子どもの命を守るということ 」

日時
2020年10月25日(日) 14:00-16:00
方法
オンライン(Stream yard とYou tubeを使用)
配信会場
横浜ワールドポーターズ会議室
講師
渡邊信二氏
学級経営コンサルタント。川崎市立小学校教諭、市教育委員会学校教育部指導主事等を務める。篠原真矢さんいじめ自死調査委員に携わる
☆ゲスト
 篠原宏明氏、篠原真紀氏
☆ナビゲーター
 西野博之氏
認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド常任理事、認定NPO法人フリースペースたまりば理事長
参加申込者数
201名 アンケート回収 72通
You tube 通算視聴回数
414回

<アンケートからの抜粋>

  • 人目を気にすることなく、涙を流しながらお話を聞くことができました。もっと多くの子どもの育ちにかかわる人に聞いていただきたいと思いました。無料であることが本当にありがたいです。
  • 当事者の方から貴重なお話を聞かせていただけるセミナー、すごく良い学びになっています。オンラインでの開催でしたが、感染症に気を付けながらの日々の中、臨機応変に対応され開催されたからこそ、今回参加する ことができました。
  • 2人の子(19,17歳)を持つ40代の母親です。この年齢からでも日本の子供たちに貢献できるようにまず自分が勉強をしていこうと思います。今回はその第一歩として、オンラインであったことが、私にとっては参加しやすい条件でしたので今後も定期的にセミナーを開催してほしいです。ありがとうございました。
  • 4人の方がそれぞれの立場から発言をされたので「篠原真矢さんの死生と共に」にふさわしいと構成だと思いました。篠原ご夫妻が感情的にならず、使命感を持って活動されているのが素晴らしいと思ったし、それも渡邉先生をはじめ、支えがあったからだと思いました。ありがとうございました。多様な立場からの意見が大事だなと思いました。
  • とても興味あるお話しで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。とても貴重な重要なお話しなので、多くの方々が視聴されると良いなと想いました。西野先生、渡邉先生、真矢さんのご両親、皆さま本日は大切な学びをありがとうございました。
  • NHKの「わたしをあきらめない」を偶然見て、私も渡邉先生の生徒だったら良かったなと思った先生の話をウェブでリアルタイムで聞く機会があってとてもうれしかったです。 もっと長く聞いていたかったので、また機会があればぜひ参加したいです。
  • 貴重なお話をありがとうございました。大学生ですが、教員を志す者として興味深く拝聴しました。子どもの現状を捉え、1人の人間としてあげられること、大人としてすべきことはなんだろうと考える時間にもなりました。自分自身の経験と重なる部分もあり、渡邉先生のように言葉を大切にしていこうと強く思いました。
  • 教員志望の大学生です。大学の授業ではこのような題材は扱わないので、聴講できとても有意義な時間をいただけました。いじめ防止に取り組む活動についてこれから知っていきたいと思いました。

 

第2回 「虐待・ステイホームの功罪」

日時
2020年12月6日(日) 14:00-16:00
方法
オンライン(Stream yard とYou tubeを使用)
配信会場
公益社団法人 横浜貿易協会
講師
杉山春氏
ルポライター
☆ナビゲーター
 西野博之氏
認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド常任理事、認定NPO法人フリースペースたまりば理事長
参加申込者数
191名 アンケート回収 29通
You tube 通算視聴回数
278回

<アンケートからの抜粋>

  • 西野博之さんと杉山春さん、大好きなお二人のお話を拝聴できて、とっても嬉しかったです。虐待はなくしていかなくてはいけないけれど、加害親の育ちの背景には色んな事があって、連鎖が続いている場合があるということを、数年前に春さんのウェブ講演で知り、一辺倒に物を見る事をやめました。今回も沢山の気付きがありました。ありがとうございました。
  • 1回目に引き続き、学びの多いセミナーをありがとうございました。まだまだお伺いしたいことがたくさんあり、また自分の中で消化し切れないほどの内容でした。ありがとうございました。私は大学生なので大人とも子どもとも定義し難いのですが、どちらの生きづらさもほんの少しずつ見えたような気がしました。どんな時でも社会と関わることが大切と言うのはその通りだと思います。弱さを出せる外のパイプを持つこと、これから働き始める自分自身にも言い聞かせて行きたいと感じました。
  • 毎年、興味があっても日程が合わず参加できないこともあったが、今年はネットで聴くことができてラッキーでした。杉山春さんの話を去年だったか聞いて、それから本を読んだりしていろいろ考えさせられました。正しさを人に押し付けてはいけないと、仕事しているときは冷静に思うけれど、親の立場だとなかなか冷静になれないものです。数年前まで子ども支援、虐待問題は別世界のことと思っていましたが、ある講座をきっかけに学び始め、実際の行動に繋がりました(児相での保育士勤務)。そのようなきっかけとなりうる、本セミナーのような機会をまた設けていただければと思います。ありがとうございました。
  • 毎年このセミナーに参加させていただき、いつも大変深い学びがあります。 最前線で活動されている方の話を伺ったり、事件や社会問題化していることの背景にあるものを丁寧にお話いただいたりする中で、自分の職場(保育園)で出会う(出会った)虐待や貧困のケースについて考えさせられています。 これからも、社会の中で弱くされている人たちへの支援が考えられるセミナーを続けていっていただきたいと思います。 ありがとうございました。虐待やDVについて分かりやすく話していただきありがとうございました。 どの事件も痛ましく目をそらしたくなりました。背景を色々知ることで、どこかで止めることができたのではないか?とも思いましたが、本当に難しい問題だと思いました。何かSOSのサインがあれば見逃さず手を伸ばせるそんな社会ができると良いと思いました。まずは保育園でそんなことはないか、手助けできることはないか、明日からの保育の中でも頭にいれて日々過ごしたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。

 

第3回 「加速する貧困」

日時
2020年12月20日(日) 14:00-16:00
方法
オンライン(Stream yard とYou tubeを使用)
配信会場
横浜ワールドポーターズ会議室
講師
赤石千衣子氏
認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長
☆ナビゲーター
 西野博之氏
認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド常任理事、認定NPO法人フリースペースたまりば理事長
参加申込者数
193名 アンケート回収 24通
You tube 通算視聴回数
176回

<アンケートからの抜粋>

  • 赤石さんが涙ぐまれたときは、共鳴してしまいました。赤石さんのお話は切実で、メディアから得ていた情報がリアルなものになりました。 作文教室は、シングルになった知人の困窮を知ったのを機に始めた教室でした。 月ごとにテーマを決め、学年関係ないクラスで意見を出し合ったうえで、作文を書くというスタイルで、貧困についてもその中の一つのテーマです。 何も知らないよりは、少しだけでも知っているほうが、成長し社会に出たときにその問題に意識が向くはずだと信じて子どもたちとああでもないこうでもないと、改善策などを話し合っている感じです。
  • 全3回参加いたしました。貴重なお話の数々、本当にありがとうございました。今はSNS発信や少額の寄付、地域の子ども食堂をできる時に応援しているくらいですが、自分のできることを少しずつ、もっともっとしていきます。 この様なイベントを無料でしていただき、感謝しております。
  • 今回、ナビゲーターの西野さんと講師の赤石さんのやり取りの中で、具体的にどう動くのが望ましいのか等も聞く事ができ、良い学びとなりました。とても参考になり、また具体的に教えていただけ今後の活動がよりよくなっていくように思います。貴重な講演を聴く機会をありがとうございました。支援を受けている子ども本人、シンママ本人の話も聞きたいです
  • こどもの貧困、シングルマザーの現状を目の当たりにかんじました。三重県、私の周りでもきちんとした情報を得てできることを探しまず動きだそうと思いました。毎日の生活の中で、自分には関係ないと思っている人たちに、この現実を知ってもらい、自分もこの社会を作っている1人なんだと自覚してほしい。そして、税金を納めておしまいではなく、そのお金がどういう風に使われていて、支援という名の形式だけが横行しがちな現実を学んでいかねばならない。まずは動かないと。